【秋冬限定】猪鍋解禁!獣害対策により地元で獲った猪肉を、地元農家の声とともに提供

2022.09.29

平素よりSEN.RETREATをご愛顧いただきありがとうございます。
SEN.RETREAT TAKAHARAは、地元で獲れた猪肉を使用した「オール和歌山にこだわった”猪肉しゃぶしゃぶ”プラン」の予約受付を9月29日より、開始します。
※提供開始は10月1日(月)より

”猪肉しゃぶしゃぶ”プラン 概要

お鍋の具材には猪のロースやバラ肉のほか、龍神しいたけ(田辺市龍神村産)、高級食材「白いきくらげ」(田辺市伏菟野産)などをご用意。お出汁は減塩鰹節(和歌山県すさみ町産)をご提供しています。調味料は、梅果汁を使用した梅ポン酢(和歌山県上富田町産)や、ゆず果汁を使用したごまだれ(和歌山県紀の川市産)を備えており、風味豊かで多彩な“オール和歌山”の味をお楽しみいただけます。

プラン名:【贅沢】オール和歌山にこだわった”猪肉しゃぶしゃぶ”
料金  :​1泊2食付きで12,000円~/人(6名様の場合)
     ※宿泊代、オールインクルーシブドリンク、お菓子・おつまみ込み

お客様にお渡しする、獣害対策の現状を伝える冊子

食材についての特徴や産地の紹介と合わせて、獣害対策に従事する方のインタビューを掲載しています。

〈田辺市における獣害の現状〉
当宿にジビエを届けているのは、地元農家のメンバーが獣害対策を行うために立ち上げた「株式会社日向屋」(田辺市上芳養)です。上芳養地区の基幹産業は梅とみかんの栽培ですが、近年は獣害に悩まされてきました。梅は鹿に新芽を食べられ、木の成長が悪くなります。みかんは猪に食べられ、100㎏を超える猪がのしかかって、木が折れてしまうこともあります。

この課題を解決すべく、地元農家のメンバーが罠の狩猟免許を取って狩猟チームを立ち上げました。最初の1年のみで猪や鹿が120頭ほど捕獲できたものの、立ち上げ当初は現在のようにジビエ処理施設も解体師もおらず、獲物はバットでたたき殺すしかありませんでした。鹿や猪が痛そうに鳴く姿に、地元農家のメンバーは徐々に精神的な負担を抱えるようになりました。
激増した個体数を減らし、命を無駄にしない策がないか考えた結果、ジビエの解体ができる施設と、解体できる人材を誘致することとなり、2018年に解体施設「ひなたの杜」が建てられました。

猪鍋プラン開始にあたって

和歌山・田辺には梅やみかんを栽培する農家さんが多くいます。
その方たちを近年悩ませてきたのが、猪や鹿による獣害。この課題を解決する一助になろうと、SEN.RETREAT は捕獲された猪をしゃぶしゃぶ鍋としてご提供するプランを10月より、開始します。獣害対策に尽力されている地元の方々の思いを知っていただける冊子を宿に配置し、猪鍋を味わうだけでなく、その背景まで宿泊客の方に理解していただける取り組みも行います。また、猪肉だけでなく、シイタケやキクラゲなどのお鍋の具材、梅ポン酢などの調味料もすべて地元産でそろえており、和歌山の味覚を存分に味わっていただけます。
昨冬も多くのお客様から好評をいただいた猪鍋。秋の気配も漂いだした今、ぜひ味わいにお越しください。

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