【熊野古道】中辺路「高原エリア」を訪れるなら?グルメ・観光スポット教えます!
雲海が見られることでも有名な「高原(たかはら)」は、和歌山県にある世界遺産・熊野古道沿いにある人口70人の集落です。
熊野古道は大きく分けて5つのルートがあり、その中でも古来から最も多くの人が歩いたと言われているメインストリート「中辺路(なかへち)」沿いにあります。
熊野古道には、平安時代から身分を問わず多くの人が訪れており、現代でもパワースポットやトレッキングの名所として多くの人に愛されています。そんな熊野古道は「蘇りの地」とも呼ばれており、霊験あらたかな参詣道を歩くと、心も身体もリフレッシュできますよ。
今回は、そんな「高原エリア」のおすすめスポットを徹底紹介!観光スポットや美味しい飲食店、宿泊施設をお教えしちゃいます!
高原エリアのおすすめ観光スポット
中辺路を歩くならぜひ訪れていただきたい、高原の観光名所をご紹介します。運が良ければ雲海が見られるかも!?
熊野古道沿い最古の神社|高原熊野神社
「高原熊野神社」は熊野古道沿いに残るもっとも古い神社で、色鮮やかな社殿と樹齢1000年の大楠が見所です。楠の大きさには驚くこと間違いなし!熊野古道のパワースポットとしても人気ですよ。
明治時代に神仏習合でこの神社もなくなりかけたそうですが、なんとか免れて今に至ります。奇跡によって現代まで残った高原熊野神社にぜひ足を運んでみてください。
次にご紹介する「高原霧の里休憩所」も非常に近いので、併せて訪問することをおすすめします。
住所
〒646-1416 和歌山県田辺市中辺路町高原1120
アクセス
滝尻バス停より熊野古道を徒歩1時間45分
駐車場
「高原霧の里休憩所」駐車場を利用。(無料、15台)
美しすぎる景色が楽しめる|高原「霧の里」休憩所
売店、トイレ、公衆電話、駐車場が完備されている休憩所・霧の里。熊野古道を歩く人たちが立ち寄り、休む場所として利用しています。
ここは標高300mの地点なので、果無山脈の山並みと美しい棚田が一望できる展望台としても知られています。おすすめは夕暮れ時!美しい夕日が楽しめます。
また、条件が揃えば雲海がみられることも!雲海を見たいなら、昼夜の寒暖差の激しい時期の雨が降った翌日が可能性が高いとのこと。早朝に見られることが多いので、早起きしてお散歩に出かけてみてください。
住所
〒646-1416 和歌山県田辺市中辺路町高原1120
駐車場
「高原霧の里休憩所」駐車場を利用。(無料、15台)
温もりある一点ものをGET|岩見木工所
熊野古道土産に、一点ものの木工作品はいかが?紀州のヒノキ材を使ったまな板や写真立てからベッドまで!気軽に立ち寄ることのできるギャラリーです。
この後ご紹介する宿「SEN.RETREAT」でも、岩見木工所さんの作られた机やキーホルダーが使われていますよ。
入り口には木で作られた「お気軽にみてください」の看板が。ぜひお立ち寄りください。
営業時間
8:30〜17:00(日曜定休)
住所
〒646-1416 和歌山県田辺市中辺路町高原1150
公式サイト
https://www2.w-shokokai.or.jp/nakahechi/map/iwami.html
高原エリアの美味しいカフェ・スイーツ
高原エリアまで歩いたら、ホッと一息つける場所があると嬉しいですよね。高原エリアにあるおすすめのカフェやスイーツ店をご紹介します。
山の上の小さな洋菓子店 meguru
現在は予約分のみ受け付けているという小さなケーキ屋さん。ショートケーキなどのケーキ類、クッキーなどの焼き菓子を販売しています。ひとりひとりに合わせたケーキを作るのが特徴で、同じケーキを作らないこだわりっぷり!!
日によっては、先ほどご紹介した高原「霧の里」休憩所で販売を行っていることもあるとか。インスタグラムに最新情報が載っているので、チェックしてから訪れてみてください。
ケーキの予約は電話またはインスタグラムのDMから受け付けておられますよ。
近くの宿に泊まって、meguruさんのケーキでサプライズバースデーパーティーなんていうのもいいですね。
住所
和歌山県田辺市中辺路町高原872−1
電話
0739-64-1667
インスタグラム
https://www.instagram.com/meguru.cake/
Guest House & Coffee Keyaki 欅
コーヒーなどの喫茶メニューも、カレーも楽しめるのが「欅」。中辺路の小道に面しているお店なので、トレッキングの途中に立ち寄るにはぴったりの立地です。
コーヒーは注文を受けてから丁寧にミルで挽かれたもの。食後にパウンドケーキなどの甘味も用意されています。カレーは野菜や果物を一緒に煮込んだもの。トレッキングで疲れた体が癒されます。
最近は営業日をかなり限定して営業されているので、予め営業しているかチェックすることをおすすめします。
住所
和歌山県田辺市中辺路町高原798-2
電話
0739-64-0991
高原エリアに泊まるなら?おすすめの宿泊施設
JR紀伊田辺駅から2泊3日かけて熊野本宮大社までトレッキングする場合、1泊目の宿泊にぴったりの立地が高原なんです。
そこで今回は、高原でおすすめの宿泊施設をご紹介♪
SEN.RETREAT TAKAHARA
2021年にオープンしたばかりの一棟貸しの宿「SEN.RETREAT TAKAHARA」は、古民家をリノベーションして作られました。無人宿なので、他の人の目を気にすることなく過ごすことができますよ。
中辺路の観光名所である「滝尻王子(たきじりおうじ)」から徒歩で2時間半、「熊野本宮大社」からバスと徒歩で1時間半のところにあるので、熊野古道を旅するのにぴったりの立地です。
宿に用意された和歌山県産のお肉や野菜、お酒にジュース、お菓子は全て宿泊料に含まれているので、値段を気にせず楽しめます。食べきれなければ持ち帰りOK!
木の温もり溢れる広いリビングで団欒したり、夜には焚き火をしながら語り合ったり。夜には満天の星が広がります。都会では見ることのできない星たちを見ることができますよ。
住所
〒646-1416和歌山県田辺市中辺路町高原1966
アクセス
「上冨田」ICから車で40分、JR「紀伊田辺」駅から車で45分
公式サイト
https://sen-retreat.com/stay/takahara/
霧の郷 たかはら
先ほどご紹介した「SEN.RETREAT TAKAHARA」から徒歩10分ほどのところにあるのが「霧の郷 たかはら」。近隣にある「わたらせ温泉」から引いたお湯に浸かることができるので、トレッキングの疲れがしっかり癒せます。地元の間伐材の薪で焚かれた温泉は、柔らかな肌あたりです。
コンセプトは「国境も言葉の壁もここにはない」。熊野古道を目指して世界中、日本中からやってきた人々が、ここで交流します。
先ほどご紹介した「SEN.RETREAT TAKAHARA」の宿泊者が、日帰り温泉として利用されることも多いですよ。
日帰り温泉営業時間
11:00~20:00(火曜は15:00~)
アメニティ
リンスインシャンプー、ボディーソープ
日帰り温泉入浴料
大人600円
小人400円
住所
〒646-1416 和歌山県田辺市中辺路町高原826
アクセス
JR「紀伊田辺駅」よりバス45分、JR「新宮駅」よりバス30分。
公式サイト
https://kirinosato-takahara.com/sp/
旅籠まさら
愛知県から移住された日本人オーナーとフランス人の奥様が営む「旅籠(はたご)まさら」は、2020年にオープンしたばかり!お二人はなんと、熊野古道で出会ったそうですよ。高原エリアの中心にある高原熊野神社のすぐ近くにあるので、アクセスも抜群。
築60年の古民家を改装して作られた「和」な空間なので、ホッと一息つける安心感があります。一方、お料理は手作りのフランス家庭料理。いろんな国から人が訪れる熊野古道ならではの、文化の混ざり合いが魅力です。
宿泊していなくても、ガレットやケーキや飲み物などの喫茶をいただくことができますよ。
住所
〒646-1416 和歌山県田辺市中辺路町高原1119-1
アクセス
上富田ICから車で約40分、栗栖川バス停から車で約30分
公式サイト
https://www.kumano-travel.com/ja/accommodations/hatago-masara
星空の宿
最後にご紹介するのは、ログハウスコテージ「星空の宿」。星好きのオーナーさんがオープンしたコテージです。オーナーさんは和歌山名産の梅農家!1日2組、4名様までの小さなお宿です。
木の温もりに溢れたお部屋が魅力の宿です。夜は天の川を見ながらお酒を飲む…なんて贅沢もできちゃいます。
お料理も地元産のものにこだわって、丹生込めて作られています。お肉や鮎、お野菜の美味しさを存分に味わってください。
また、自家用車の搬送サービスも。トレッキングを楽しみたいけれど、帰り道は車で…なんて時は依頼してみてはいかが?
住所
〒646-1416 和歌山県田辺市中辺路町高原1154-7
アクセス
上富田ICから車で約40分、栗栖川バス停から車で約30分
公式サイト
https://www.hoshizoranoyado.com/
中辺路・高原までのアクセス
それでは、高原までのアクセスを交通手段別にご紹介しましょう。
トレッキング(徒歩)でのアクセス
滝尻バス停より熊野古道を徒歩1時間45分
自家用車でのアクセス
・熊野本宮大社から国道311号経由で約45分
・上富田ICより約40分
公共交通機関でのアクセス
JR「紀伊田辺駅」から車で40分
高原のおすすめの楽しみ方
他の記事で、高原を含めた中辺路を存分に楽しむプランをご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてくださいね!