Kumanoko Sauna、TAKAHARAに1月28日(土)開業

2023.01.20

平素よりSEN.RETREATをご愛顧いただきありがとうございます。SEN.RETREAT TAKAHARAにアウトドアフィンランド式サウナ「Kumanoko Sauna」を新設し、1月28日(土)に開業することとなりました。

Kumanoko Saunaは「熊野古道を歩いた後にサウナと水風呂で整う」という、新たな巡礼文化を創出しようと生まれました。
大自然の中でストレスをリセットし、明日の自分を好きになる「リトリート体験」をコンセプトとするSEN.RETREAT TAKAHARAと同じく、“心身ともにリトリートすること”が叶えられるよう、大自然に囲まれながら外気浴を行ったり、露天の水風呂に入ったりするスペースや、和歌山産のミカンやお茶を使ったアロマキューゲルなどをご用意しています。

Kumanoko Sauna について

すでに温められている中に入る一般的なサウナと異なり、薪割りや火入れなど、お客様ご自身で一から作り上げるフィンランド式サウナです。
1組限定の貸し切り宿なので、私語や寝転がることは禁止されておらず、自由に楽しむことができます。サウナのすぐ横に露天の水風呂があり、”サウナ⇋水風呂”のサイクルを何度でも堪能できます。

水風呂の巨大な風呂桶は、和歌山県名匠にも表彰された、地元の桶職人・松本濱次さん(88)が手がけました。

サウナ内はあえて照明をあまり入れず、ほの暗い空間で禅や瞑想のように”無になる瞬間”が生み出されるようにしています。家族や仲間と一緒にいながらも、自分自身と対話する時間を持てる空間となっています。

熊野古道の主要ルート・中辺路沿いには現状、他にサウナ施設がありません。熊野古道を歩き、サウナに入って心身ともにリトリートするという、一連の流れが出来上がれば、新たな巡礼文化が誕生すると確信しています。

ご提供しているサービス

・キューゲル(アロマ氷) 
和歌山県白浜町の名産品・川添茶を使用。サウナ内に香り高い煎茶の世界が広がります

・ロウリュ用アロマ水 和歌山産の温州みかんを使用。爽快な気分で身も心も整います

・ポンチョ/タオルセット 冬場の外気浴の際にご着用ください

・温かい川添ほうじ茶、冷たい川添煎茶

・サウナドリンク各種
SEN.RETREATに常備している和歌山産オールインクルーシブドリンク(生姜ジンジャーエール、じゃばらサイダーなど)とポカリスエットを混ぜ合わせて、オリジナルのサウナドリンクが作れます。

サウナ新設の理由・背景

SEN.RETREATは「蘇りの地」として古来より信仰を集めた熊野にあることから、「蘇り」「魂を清める」という特徴をもとに、「リトリート」というコンセプトを掲げました。
コロナ禍前の熊野古道は日本の宗教観や自然を体感しようと、トレッキング目的の外国人であふれていましたが、熊野古道を訪れたことがない日本人は多く、その価値と魅力が国内で認知されていませんでした。過疎化とコロナ禍で、地域全体の活気が下火にもなっていました。

そこで、「今まで熊野古道に来たことがない方に泊まってもらえる宿」を目指し、宿を起点に楽しめるアクティビティや飲食物の充実をはかりました。結果的に2021年10月の開業以降、多くのお客様にお越しいただきましたが、一方で「SEN.RETREATに泊まり、熊野古道も歩いた」という方はほとんどいませんでした。
「今まで熊野古道に来たことがない方を呼ぶこと」には一定成功したが、さらにもう一歩先の「熊野古道を歩き、巡礼文化を体感してもらうこと」を次は実現させたい。そうすれば、もっと幅広い層の方に熊野古道の価値を知ってもらえるのではないかと、考えるようになりました。

早速、熊野古道を歩いて泊まるには何が必要かハイカーを対象に調べたところ、「山歩きの疲労を癒やすための温泉がほしい」との声が複数上がりました。ただ、TAKAHARAは標高300mの山の上にあるため、周辺一帯に公共の水道が通っておらず、温泉を引くのは無理があります。

そこで思いついたのがサウナ。熊野古道を数時間トレッキングして、サウナと水風呂に入って整い、翌日また古道の続きを歩く。これなら、当宿が掲げる”リトリート体験”にも当てはまる。そして、「整う」は「蘇り」と相通じる部分がある。「熊野古道における究極のリトリート体験は、サウナではないだろうか?」と気づき、「歩いて整う文化を根付かせること」を次なるミッションに掲げました。

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